らんまる、卒業
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「ワタクシ、リハビリ施設を卒業致しました」
らんまる氏、昨日無事にセンターへ帰りました。
兄弟犬と再会。
ウチへ来る前は
兄弟犬や他犬に対して
過剰に突っかかっていったり
ちょっかいを出されると過剰反応してヒステリックに反撃したり
相手がサインを出していても読み取れないコだったんですが
(おかげでケンカ上等!のハゲ跡が頭や顔にいっぱい)
なんとまあ。
見事なマナーで挨拶ができて
相手のサインをちゃんと読み取って
むしろ兄弟犬や後輩子犬がちょっかいを出してきても
とても上手にいなしながら落ち着いて遊んであげるという
パーフェクト対応。
らんまるが兄弟犬や後輩子犬を遊んであげる様子を見て、「おや?」と。
れっちゃんソックリやねん。
こんなことまで、れっちゃんは教えてあげていたんやね。
パダワン、ジェダイの教えをしっかり受け取ってました。
すばらしい、素晴らしいよ、らんまるクン。
ウチへ来る前からお世話をしてくれていた
ボランティアのみなさんももれなくビックリ。
「え、え、コレがらんまる!?」って。
そうなんよ。
正しく良い経験をさせれば、
個々がそれぞれ持ってる素晴らしい芽は自然に伸びる。
問題行動だけを加工しようとしてもダメ。
良い花を育てるには、花ではなく土に目を向ける。
”美しい花”は後から結果としてついてくるもの。
GK9流、ホリスティック(全体)トレーニングの原点です。
子犬の甘噛みはテッパンメニュー
がぶー(イテテ)
がぶがぶーーー
イテテテテーーーーっ
どちらも、私の目を見てますね?
つまり「私を噛んでいる」と認識してるワケです。
手がオモチャに見えていた、とか
たまたまうっかり、ちゃうねんな。
何かしらのコミュニケーションで
あえて噛んできてるってワケで。
「いってぇーーよ!!」ときちんと本気で伝え
「かじるのはコッチ!!」
<へーい>ゴ~リゴ~リ
やっぱり私の目を見てる。
色んな反応を探ってます。
そう、犬は周囲の反応で学習する。
だからこそきちんと伝える・・いいこと、わるいこと。
我が家にリハビリに来た犬たちが
もれなく良い子になって卒業できる理由のひとつに
れっちゃんとネコたちの存在は大きいやろうな。
子犬が無礼なことをすれば即座にきちんと叱り、
やめれば「それでよし」と即座に叱るのもやめる。
犬と遊ばせているのに、なぜか社会性がつかない・・
どんどん無礼になる、又はどんどん怖がりになる。
そんな犬たちもおるな。
人と同様犬にも個性があって、
我慢強い犬もおれば
短気な犬もいたり
気の弱いコもいるし
あっさりした犬、しつこい犬、
抑制が効かずに相手を傷つけるまで怒る犬もおる。
単に犬と遊ばせればいい、という訳じゃない。
我慢強い犬とばかり遊ばせていると
「好き放題傍若無人でイイ」な学習をするし
抑制の効かない犬と合わせれば
「サインを出しても読み取ってもらえない、自分の身は自分で守らねば」
と身の危険を感じると即座に防衛攻撃に出る学習をする。
傍若無人を許さない、だけど
「ごめんね」のサインを出せばすぐにそれを受け取って許してもらえる、
そんな経験が子犬の自信を育て、会話上手な犬を育てるんよ。
あ、これって、飼い主にも言えることよな?
早期に親犬や兄弟犬と離された子犬は
嫌が上にも人からしか学習できへん。
やりたい放題・・傍若無人を、「天真爛漫♪」と勘違いしてないか?
子犬が「ごめんなさい」言うてるのに、しつこく責めたりしてないか?
らんまる、この日センターへ帰り、選定試験を受けました。
(選定試験とは、譲渡に出す際に犬の気質を判定する試験)
少し犬に負荷をかけ、その際に犬がどんな反応をするかを見て、
譲渡に出す際のアドバイスにしたりします。
例えば犬を抱っこして、口をめくり5秒間歯を見る。それを5回繰り返す。
あるいは犬の足を5秒間触る。それを5回繰り返す・・など。
たいていの犬はそういうことが苦手なもんですが、
苦手なことをされた時にどうする?我慢する?パニクる?咬む?
らんまる、イヤなことをされると知ると、
そっと離れ、1mほど距離を空けて座りました。
その後、試験する人の側へゆっくり歩み寄り、
顔をペロペロ舐めてました。
「あのね、ボクね、それ苦手やねん。」
「仲良くしようね、だから嫌なコトしないでね。」
最高のサインですわ。
なんか、ちょっと泣きそうになった。
だってな、ウチへ来る前に同じことしたら、
大暴れしてギャーーーーて鳴き叫んでたらしいから。
実力行使と感情でしか自分の気持ちを表現できなかった子犬が
精一杯の”会話”で伝えようとしてる。
ああ、凝り固まった”しつけ”の概念や
むやみなオヤツや罰の元に
彼らの”豊かな会話”が消されることがありませんように。
見事選定試験をパスしたらんまる、いよいよ来週から
譲渡会デビューです。
譲渡待機犬として、サイトに出す写真を撮ります。
<神戸市動物管理センター譲渡支援グループ CCクロ>
はーい らんまるクン、いいお顔で撮ろうねー♪
らんまるクン、笑顔、笑顔だよー
<ボク、お利口ですよ>(ビシッとお座り)
「いやいや、子犬らしい笑顔をちょうだい」
<これでどうでスカ?>(どんどん胸張るーー)
「いやだから、顔が真面目すぎるって」
どうにも生真面目な顔になってしまうらんまる氏。
いやいや、3か月の子犬に見えんし。
もっといたいけな子犬感が欲しい・・ということで
「アヒルさんのオモチャをくわえさせてみれば?無邪気さが出るかも?」
くわえさせてみました。
あかーーん!無邪気さのカケラもない。
「題:狩りました」
サイト用の写真は、後日撮りなおしとなりました。。。
らんまるをはじめ、どのワンコも
それぞれにピッタリのお家へ行けますように。
人間の友として、幸せな生涯を送れますように。
れっちゃん、お疲れさま。ありがとう。
お陰でらんまるは、とても良いコになりましたよ。
ゆっくり休んでね。
・・・そやけどな・・
センターに新しく来たちっこい虎柄のチビがな・・
これがまた、わっるいらしくてな・・・?
らんまる氏、昨日無事にセンターへ帰りました。
兄弟犬と再会。
ウチへ来る前は
兄弟犬や他犬に対して
過剰に突っかかっていったり
ちょっかいを出されると過剰反応してヒステリックに反撃したり
相手がサインを出していても読み取れないコだったんですが
(おかげでケンカ上等!のハゲ跡が頭や顔にいっぱい)
なんとまあ。
見事なマナーで挨拶ができて
相手のサインをちゃんと読み取って
むしろ兄弟犬や後輩子犬がちょっかいを出してきても
とても上手にいなしながら落ち着いて遊んであげるという
パーフェクト対応。
らんまるが兄弟犬や後輩子犬を遊んであげる様子を見て、「おや?」と。
れっちゃんソックリやねん。
こんなことまで、れっちゃんは教えてあげていたんやね。
パダワン、ジェダイの教えをしっかり受け取ってました。
すばらしい、素晴らしいよ、らんまるクン。
ウチへ来る前からお世話をしてくれていた
ボランティアのみなさんももれなくビックリ。
「え、え、コレがらんまる!?」って。
そうなんよ。
正しく良い経験をさせれば、
個々がそれぞれ持ってる素晴らしい芽は自然に伸びる。
問題行動だけを加工しようとしてもダメ。
良い花を育てるには、花ではなく土に目を向ける。
”美しい花”は後から結果としてついてくるもの。
GK9流、ホリスティック(全体)トレーニングの原点です。
子犬の甘噛みはテッパンメニュー
がぶー(イテテ)
がぶがぶーーー
イテテテテーーーーっ
どちらも、私の目を見てますね?
つまり「私を噛んでいる」と認識してるワケです。
手がオモチャに見えていた、とか
たまたまうっかり、ちゃうねんな。
何かしらのコミュニケーションで
あえて噛んできてるってワケで。
「いってぇーーよ!!」ときちんと本気で伝え
「かじるのはコッチ!!」
<へーい>ゴ~リゴ~リ
やっぱり私の目を見てる。
色んな反応を探ってます。
そう、犬は周囲の反応で学習する。
だからこそきちんと伝える・・いいこと、わるいこと。
我が家にリハビリに来た犬たちが
もれなく良い子になって卒業できる理由のひとつに
れっちゃんとネコたちの存在は大きいやろうな。
子犬が無礼なことをすれば即座にきちんと叱り、
やめれば「それでよし」と即座に叱るのもやめる。
犬と遊ばせているのに、なぜか社会性がつかない・・
どんどん無礼になる、又はどんどん怖がりになる。
そんな犬たちもおるな。
人と同様犬にも個性があって、
我慢強い犬もおれば
短気な犬もいたり
気の弱いコもいるし
あっさりした犬、しつこい犬、
抑制が効かずに相手を傷つけるまで怒る犬もおる。
単に犬と遊ばせればいい、という訳じゃない。
我慢強い犬とばかり遊ばせていると
「好き放題傍若無人でイイ」な学習をするし
抑制の効かない犬と合わせれば
「サインを出しても読み取ってもらえない、自分の身は自分で守らねば」
と身の危険を感じると即座に防衛攻撃に出る学習をする。
傍若無人を許さない、だけど
「ごめんね」のサインを出せばすぐにそれを受け取って許してもらえる、
そんな経験が子犬の自信を育て、会話上手な犬を育てるんよ。
あ、これって、飼い主にも言えることよな?
早期に親犬や兄弟犬と離された子犬は
嫌が上にも人からしか学習できへん。
やりたい放題・・傍若無人を、「天真爛漫♪」と勘違いしてないか?
子犬が「ごめんなさい」言うてるのに、しつこく責めたりしてないか?
らんまる、この日センターへ帰り、選定試験を受けました。
(選定試験とは、譲渡に出す際に犬の気質を判定する試験)
少し犬に負荷をかけ、その際に犬がどんな反応をするかを見て、
譲渡に出す際のアドバイスにしたりします。
例えば犬を抱っこして、口をめくり5秒間歯を見る。それを5回繰り返す。
あるいは犬の足を5秒間触る。それを5回繰り返す・・など。
たいていの犬はそういうことが苦手なもんですが、
苦手なことをされた時にどうする?我慢する?パニクる?咬む?
らんまる、イヤなことをされると知ると、
そっと離れ、1mほど距離を空けて座りました。
その後、試験する人の側へゆっくり歩み寄り、
顔をペロペロ舐めてました。
「あのね、ボクね、それ苦手やねん。」
「仲良くしようね、だから嫌なコトしないでね。」
最高のサインですわ。
なんか、ちょっと泣きそうになった。
だってな、ウチへ来る前に同じことしたら、
大暴れしてギャーーーーて鳴き叫んでたらしいから。
実力行使と感情でしか自分の気持ちを表現できなかった子犬が
精一杯の”会話”で伝えようとしてる。
ああ、凝り固まった”しつけ”の概念や
むやみなオヤツや罰の元に
彼らの”豊かな会話”が消されることがありませんように。
見事選定試験をパスしたらんまる、いよいよ来週から
譲渡会デビューです。
譲渡待機犬として、サイトに出す写真を撮ります。
<神戸市動物管理センター譲渡支援グループ CCクロ>
はーい らんまるクン、いいお顔で撮ろうねー♪
らんまるクン、笑顔、笑顔だよー
<ボク、お利口ですよ>(ビシッとお座り)
「いやいや、子犬らしい笑顔をちょうだい」
<これでどうでスカ?>(どんどん胸張るーー)
「いやだから、顔が真面目すぎるって」
どうにも生真面目な顔になってしまうらんまる氏。
いやいや、3か月の子犬に見えんし。
もっといたいけな子犬感が欲しい・・ということで
「アヒルさんのオモチャをくわえさせてみれば?無邪気さが出るかも?」
くわえさせてみました。
あかーーん!無邪気さのカケラもない。
「題:狩りました」
サイト用の写真は、後日撮りなおしとなりました。。。
らんまるをはじめ、どのワンコも
それぞれにピッタリのお家へ行けますように。
人間の友として、幸せな生涯を送れますように。
れっちゃん、お疲れさま。ありがとう。
お陰でらんまるは、とても良いコになりましたよ。
ゆっくり休んでね。
・・・そやけどな・・
センターに新しく来たちっこい虎柄のチビがな・・
これがまた、わっるいらしくてな・・・?
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