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犬のしつけインストラクター乳がんステージⅢbからのサバイバル挑戦

引っ張り・飛びつき教室

ずいぶんご無沙汰しちゃいました。

や、色々ありましてね。
目を回してました。(色んな意味で)
まだ回してる最中ですけども。

そんなお話はまたおいおいとするとして、

今日は動物管理センターにて、
「引っ張り・飛びつき」にお困りの飼い主さんに向けての教室がありました。


参加6頭。
2時間コース。

散歩で引っ張るー
飛びつきで困ってるー

そんなワンコと飼い主さんばかりが集まります。


事前情報として、ワンコの犬種、年齢、不妊手術の有無などは
聞いてますが

実際の所は見にゃわからん。


ハジメマシテのワンコを一頭一頭見て
それぞれの気質と、引っ張りの原因を見極め

そのワンコと飼い主さんの性格や技量に合うハンドリングを判断し

全てのワンコと飼い主さんに共通する問題点はどこかを探り出し
(集合レッスンやからね)

全員がどんなトレーニングをすればどんな効果があがるか
どんなトレーニングならこの状況で可能なのか

対して個々に伝えなきゃいけないアドバイスは何か

共有すべき大切な考えは何か

どんな伝え方をすればそれを全員に伝えることができるか


それがうまく噛み合うと、誰にとってもムダのない
充実したレッスンの時間になるんよね。(せにゃならん)


それを、レッスン開始までのわずかな時間で考えるワケですよ。
プロみたいでしょ。(いや、プロですから)
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だってね、
引っ張りの原因だって色々ですやんか。

元々の気質(興奮症)なのか
散歩が久しぶりすぎて興奮してるのか
怖くてどこかに逃げたがっているのか
本能(未去勢やモーターパターン)によるものか
単にはしゃいでいるだけなのか
飼い主さんへの意識が薄いのか
リードハンドリングが苦しくて逃れようとしているのか
まだヒトと歩くことを習得していないだけなのか

その他モロモロ・・モロモロ・・


呼吸を合わせてうまく歩けないのは

結果であって原因ではないんやからね。

そこを解決しないままに、
ただエサで釣って歩かせることしか教えられないなんて、ありえない。
(少なくともGK9的には)


飛びつきだって、実はワンコは色んな理由で飛びついてる。


その個々の原因と犬の言い分を読み取れずに、
どんなトレーニングをすれば良いのか、選べるワケないですやん?
・・のはずですやん?


そう、引っ張りの問題は、引っ張りだけの問題ではない。
(私があちこちのセミナーで言っていること)

一見引っ張り対処とは関係のなさそうなトレーニングやけど

それをした後に歩くと

あーら不思議。

様子が全く変わってきます。


犬の歩き方が変わるだけじゃなく

飼い主さんとの関係性も変わってくるのが
手に取るように分かります。

こんな瞬間が、一番うれしい。


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どんどん空気が変わって

ワンコはリラックスして勝手に伏せをしだし
中にはゴロンとお腹を見せだすワンコも現れ

自分の愛犬への理解が深まり
何をどうすれば良いのかが見え

飼い主さんたちに明るい笑顔が生まれ
他のワンコの成功にみんなで拍手がおこる。


あっという間の2時間が過ぎ

帰り際に手を振って下さる方や
「また来ますね!」と言って下さる方もおり

本当に楽しい時間でした。

うん、また会いたいなあ。



そして今回もやっぱり感じたこと。

既存の「しつけ」の存在がワンコと飼い主さんの関係を壊している事実。


長時間のお留守番で飼い主さんの帰りを待ちわびたちっこいワンコが

「おかえり、おかえりー!」と飛びつく。

だけど飼い主さんは

飛びつくワンコは悪いコなんだ
だって、「正しいしつけ」では飛びつくのは悪いコトなんだから・・と

本来問題にならないであろうことが
むしろステキな関係であろうことが

「しつけ」の存在で悪いコトになっていく。
そんなうすら寒いことが起きている。

そんな冷気の出どころは、いったいどこ?



そりゃ、お断りするべき飛びつきもある。

けれど、それはケースバイケースであって
良いか悪いかは
ワンコが飛びつくその心理によって変わってくることであって

全てが一律に飛びつき=悪 ではないはず。

「しつけ」をそんな血の通わない冷たいものにしてはいけない。



小型犬。
長いお留守番。
普段は聞き分けも良いけなげなワンコ。

そんなコの「おかえりー!」なら

抱きしめてやれ!

なーんて言うインストラクターは

きっとマイノリティなんやろう。



だけど、その時の飼い主さんの安堵の表情と

愛犬を撫でる手の優しさは

どんな「しつけのマニュアル」も立ち入ることのできない
”正解”なんやろう、と思う。



私のプロの腕を磨いてくれるのは

ペンを片手に椅子に座って聞くおエライ先生の話ではなく

こんな現場のワンコと飼い主さんたちなんだな。

補佐役と二人で、今回も磨かれまくってきました。いえい。
(爆走してサポートしてくれた補佐役に感謝!)


そして強化子。
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さらに、強化子。
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Graceのブロマガ

犬に興味のある方や、しつけインストラクター向けのディープな話題。ブログでは語りきれないGrace的思考のアレコレ。興味のある方はぜひ。(有料記事)

プロフィール

Grace

Author:Grace
ドッグトレーニングインストラクターにして、只今闘病中。乳がんステージⅢbからのサバイバルを目指しつつ、日々想ふことあれこれふわりふわり。

2014/2
7cm大腫瘍発覚
リンパ節転移
ステージⅢb

2014/3 
CVポート埋め込み
抗がん剤開始
FEC×4クール

2014/6 
ハーセプチン+ドセタキセル×4クール

2014/9/29
切除手術(右全摘)
腋窩リンパ節郭清

2014/11/4
ハーセプチン×14クール

2014/12/18
ホルモン治療タスオミン開始
(5年間予定)

2015/1/21
放射線治療25回 50Gy

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