napper

犬のしつけインストラクター乳がんステージⅢbからのサバイバル挑戦

峡谷のこっち側で謳う歌

明日は病院へ行ってきます。
レントゲンと血液のW検査です。

肋骨、くっついてるやろか・・

多分まだくっついてないやろな。
だってまだ痛いしな。

もしくっついとってこの痛みなら

もっとイヤやわ。怖いわ。



この仕事の勉強を始めてすぐの頃に聞いたお話。
この話を聞いて、涙が出そうになった。

「・・だろうなー・・」って。

アメリカ先住民族の伝承らしい。


”ある日、神は人と動物を引き離した。
そして永遠に引き離すために、大地に底なしの深い峡谷を造り始めた。

犬は人の方を見て、仲間の動物の方へ引き返した。
その間にも裂け目はどんどん広がっていく。

犬はまた人の方を見たが、再び仲間の動物の方へ引き返した。


裂け目はさらに広がる。


ところが、裂け目が飛び越えられないほどまでに広がる最後の瞬間に、

犬はついに峡谷を大きく飛び越え、
永遠に人類の仲間入りをすることになった。

そして現在に至っている。”


<犬のしつけ方教室:Terry Ryan著>


この話を聞いて「うん」と頷いた人の中の
”飛び越えてきた犬”はきっと
それぞれ自分の相棒なんやろうな。

ワタシの中では、黒くて耳の立った犬が飛び越えてくるもんな。


大切な友人のワンコがお空へ還った日
空を見上げて想う。

自分はこれで良かったのか。
間違っていなかったか。


私たち人間より
遥かに短い寿命を持つ彼らと向き合うとき

どんな想いを持って
飼い主さんに何を伝えるか。
それは犬の神さまの前に恥かしくないことだったか。


いつも思う。

問題行動を治すトレーニング・・
真っ先に犬の行動をすり替えたり
何かを”仕込む”より

まず摩擦の原因を私は知りたい。

深い峡谷を飛び越えて来てくれたはずの犬たちと
仲良く暮らせない理由はなに?


犬を変えることだけを考えるんじゃなくて
必要ならヒトも変わろうよ。時に歩み寄ろうよ。

彼らを知ろうよ。
彼らの言葉を聴き取ろうよ。


ココロも豊かな感情も持ってる・・だけどヒトではない
違う種族の彼らと仲良く暮らす方法は

号令と無視と
罰とオヤツだけじゃない。


ヒトのような言葉を持たない種族

食べることも水を飲むことも
その自由も人(犬)生も
命すらをもヒトに託し

だけどお人よしで
私たちの失敗も何度でも許してくれて
ただただ純粋な信頼を寄せてくれる

そんな彼らと共に生きるとき


そこに私たちニンゲンが学ぶべきことは
「しつけ」の名のもとに思うがままに彼らを動かす方法だけじゃない。


そう

ヒトという種族としての在り方そのもの

そんなものを問われているのかもしれないなあ。



私は大きなマイクもスピーカーも持ってないけど

あの砦の中でささやかにそれを謳おう。


ほんの一握りの人たちでいい
いつか誰かが私の語った歌を受け継いで口ずさんでくれたら

犬の神さまに会ったとき
「ヨシヨシ」と頭を撫でてもらえるかな。


先に待っててくれるワンコたち。

また会おうな。


スポンサーサイト

 | HOME | 

Graceのブロマガ

犬に興味のある方や、しつけインストラクター向けのディープな話題。ブログでは語りきれないGrace的思考のアレコレ。興味のある方はぜひ。(有料記事)

プロフィール

Grace

Author:Grace
ドッグトレーニングインストラクターにして、只今闘病中。乳がんステージⅢbからのサバイバルを目指しつつ、日々想ふことあれこれふわりふわり。

2014/2
7cm大腫瘍発覚
リンパ節転移
ステージⅢb

2014/3 
CVポート埋め込み
抗がん剤開始
FEC×4クール

2014/6 
ハーセプチン+ドセタキセル×4クール

2014/9/29
切除手術(右全摘)
腋窩リンパ節郭清

2014/11/4
ハーセプチン×14クール

2014/12/18
ホルモン治療タスオミン開始
(5年間予定)

2015/1/21
放射線治療25回 50Gy

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

かうちゃん

ブログ内検索