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犬のしつけインストラクター乳がんステージⅢbからのサバイバル挑戦

ドッグラン研修に行ってきました

秋の風が気持ち良い今日このごろ、
インストラクターの勉強をしている仲間たちと
ドッグラン研修に行ってきました。

今回初めて行くドッグラン、
平日だったし
まあほぼ貸し切りでしょーなんて思ってましたが

どっこい

なかなかの繁盛ぶりで

けっこうたくさんのわんこたちが来てました。



ドッグランの丘には、なぜか布袋さんがね。
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今回は私はアレコレレクチャーしないことにして

自分で判断してみる

自分で盗む

というのを狙いにしてみました。

盗むってね、意識を研ぎ澄まさないと難しいんですけどね、

それが出来ると出来ないとじゃ、
知識の蓄積が全く違ってきますから。

どうかな?

みんな、どれくらい盗めたかな?



Mちんによる、カルトクイズコーナー。
DSCF2188-2_convert_20151113082526.jpg
いやあ、これ面白かった。

どんだけマニアックーー!?・・な内容なんやけど、
ええ、そもそもうちらの仕事って、マニアックやから。

そのマニアックな観察こそが、犬への興味となり理解となる。

このシリーズ、もっとやってくりー!



久しぶりに顔なじみ以外の第三者と第三犬に会ったれっちゃん

「ややこしいことしでかすなよー」

と心の中で祈ってましたが

ほとんど他人も他犬も興味なし。


ブラっと一般の飼い主さんの所に寄っていくことはありましたが

「すんません、そのコ触らずに放っといてください」

とお願いすると、すぐにフラ~と離れていきます。

ええ、知らない人が過剰に触る(撫でる)と、怒りだしますんで。
ウチのれっちゃん。

その後は、見事に周囲をスルーしてブラブラとエンジョイしてました。



よくね、他人に対して警戒心を持ちやすい犬のトレーニングで

「他人からオヤツをあげてもらいましょう。」って言うやんね。

あれ、れっちゃんにやらなくてよかったー!って、
今回心底思いました。

なぜやらなかったか・・
当時はハッキリとした理由は自分でも分からなかったけど、

なんか、やらん方がええ気がしてん。



色々知識を積んだ今、ようやくその謎が解けてきました。


もちろん、それが効果を発揮する場合もありますわ。

でも、大いに犬の気質によると思うんです。



ウチのれっちゃん、オヤツくれれば基本食べます。

食べるけど、接触はまた別モノで

長く撫でられ続けると不安が頭をもたげるらしく

緊張のピークに達するとうがうがーー!と言います。

まあ咬みはせえへんけど。
それでも、普通の人をビビリ上がらせるには充分な迫力。



犬の気質には2種類あって

自分が引くタイプ(怖い時に逃げるタイプ)
ならええんやけど

れっちゃんみたいな相手を下がらせるタイプ(怖い時に襲うタイプ)
やと、

「他人はオヤツをくれる」と刷り込むと、わざわざ近寄って
トラブルを起こすことになります。

普通、手からオヤツ食べてくれたら あーなついたー♪と思うわな。

その後、ほぼ必ず頭を撫でようとする。

で、うがうがー になる。であろう。


他人はオヤツをくれるもんだと擦り込めば
もっとギラギラしつこくまとわりつくだろうし

追い払われれば
犬によったら腹が立つヤツもおるやろうし
(出せやー!と)

もしもオヤツをあげてくれたとしても
側にいるその人の愛犬とトラブルになる可能性は高い。



他人が苦手は犬は

「他人は無害なものである」と無関係性の学習をすれば良いことであって

見境なくベタベタ近寄る犬にならなくとも
わざわざ襲い掛かることをせずに平和裏にスルーできれば上等やと思う。

むしろ気質的に警戒心を内在させたまま
食欲に任せて他人と接触する機会を多く持たせると

いつか、えらいトラブルになる。

キャンプ場のクマ状態になる。


犬の気質を見て、
やった方が良いトレーニング、やらない方が良いトレーニング、
あるんよな。



ウチでも、レッスンの中で他人からオヤツをあげてもらうことを
する時もあるんやけど

犬がオヤツ目当てで人の側に近寄ることをし始めた時

即座にその段階は卒業です。
次のステップに切り替えます。

他人を見た時に、ネガティブな気持ちにさえならなければいい。

おねだり犬を育てるのが目的ではないから。

その先は、やがてその犬のペースで、安心と経験と共に
今度は”オヤツ”ではなく”相手の存在”に対して
その犬自身で負担のない距離を探っていく。


犬のココロを見て、
やった方が良いトレーニング、卒業した方が良いトレーニング、
あるんよな。



ああ、またひとつ、長年のモヤモヤが解けてきました。

謎を解くヒントはどこにあるか分かりません。


まさか、布袋の丘で見つかるとは。

サンキュー、布袋さん。(お礼、そこー)




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COMMENT▼

No Subject

勉強になりました。

私も、怖がりでもおやつ使わなくてもいいんじゃないか、とは思ってました。


うちのらふちゃん、逃げるタイプだけど。
おやつ使って人への社会化、しなくて良かったみたい、と思ってます。

がっつりトレーニングの甲斐あって、人とすすんでコンタクトしようとする犬になった子を見たことがあり、やるべきだったかなと思ったりもしましたが、その子は元々好きではないのでしょう、事務的というか、楽しんでる様子なかったというか。おやつもらえますか?という用件のためのコンタクトゆえなのでしょうね。

別に犬の方から積極的にかかわりに行く必要はないからおやつは使わなくていいんじゃないかと思ったような気もするし、理由は定かではないですが、わたしも違和感があり、特別おやつで慣らそうとはしませんでした。

自分のペースで、大丈夫なんだと安心したらいい。
人や犬がそばに来てパニックにならなきゃいい。

離れたければリードの範囲で距離をあけることを許しました。


専門学校で学生にリードを託し、オスワリ等のトレーニングの練習をさせて、人によりおびえた様子がちょいちょい出るけど、おやつは食べるから乗り越えられるかなと思ったら、翌日から数日間下痢が続く。

2年あけ、前より社会化が進んでいるだろうからと学生にリードを託しクリッカーチャージに参加した際は、明らかに楽しんでいたし、クリッカーチャージだし大丈夫だろうと思ったけど。翌日下痢。

リードは彼らにとって大事なきずなだということ(私がリードを持っていれば、関わってもらっても下痢はしません)、
それから、おやつ食べるか食べないかというストレスの指標は万能ではないことを学びました。

らふさんにおやつを使って人馴れさせることをしていたら、もしかしたら心身にかなりの負担をかけることになっていたかも、とも思いました。


お散歩で会うわんちゃんと仲良くなりたくて、自分ちの子以外のためにもおやつを用意している方がいて、すっかり慣れて会えばおやつ頂戴とおねだりするようになったけれど、触ろうとすると逃げる(^_^;
おやつをいつもくれるだけに、申し訳なさが半端ないが、仕方がない。相手のコンタクトの取り方のせいもあるだろう(あえてどうしてくれとは言わない(笑))

子犬の時から会う機会があって、会うとおやつくれてもこれだから
・・・

むしろ、犬に触れようとするのはそこそこで、わたしと長話をするのがメインの人の方が、割とらふさんが「触ってもらっても大丈夫です」というモードになっていたりする。
干渉されずに落ち着いて観察した結果だろうと思う。


コンタクトとられると引くけど、人ごみは平気な子が出来上がりました。


長文失礼しましたm(_ _)m

ヴィーラフママさま

だよね~
使って効果のでるコもいるし、必要のないコもいる。
やっぱり一律マニュアルじゃダメなのね。

前回のブロマガにも書きましたが、食べ物の欲求を使って感じさせる
強い葛藤は、あまり精神的によろしくないです。
あと一歩!の背中一押しレベルなら、ココロを開くきっかけにもなるんですけどね。

野良ワンコも人に近寄りますよね。食べ物欲しさに。
しかしそこに心の交流が生まれてるか否か?によって、
餌付けかプレゼントかに分かれてくる。

とかくしつけのお時間になると、早く結果を出そうと
飼い主さんもITも強引になりがちです。
当の本犬の気持ち置き去りじゃあ、自己満足のトレーニングになっちまいますな。

「コンタクトとられると引くけど、人ごみは平気な子」素晴らしいですね~
”犬は誰にでも撫でさせるべきである”という概念がなくなれば、
もっと摩擦が減る場面が増えるんじゃないかと思います。
犬も飼い主さんも、楽になるんじゃないかなあ。

ま、その概念をバラまいてるのも、じつはウチらのしつけ業界なんですけどね。(毒)
もうそろそろ、あまりにニンゲン本位な考えは卒業せんと。

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Graceのブロマガ

犬に興味のある方や、しつけインストラクター向けのディープな話題。ブログでは語りきれないGrace的思考のアレコレ。興味のある方はぜひ。(有料記事)

プロフィール

Grace

Author:Grace
ドッグトレーニングインストラクターにして、只今闘病中。乳がんステージⅢbからのサバイバルを目指しつつ、日々想ふことあれこれふわりふわり。

2014/2
7cm大腫瘍発覚
リンパ節転移
ステージⅢb

2014/3 
CVポート埋め込み
抗がん剤開始
FEC×4クール

2014/6 
ハーセプチン+ドセタキセル×4クール

2014/9/29
切除手術(右全摘)
腋窩リンパ節郭清

2014/11/4
ハーセプチン×14クール

2014/12/18
ホルモン治療タスオミン開始
(5年間予定)

2015/1/21
放射線治療25回 50Gy

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