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犬のしつけインストラクター乳がんステージⅢbからのサバイバル挑戦

愛を超えるもの

どうしてこうも

カツラ

という物体は



人の心にサザナミを立てるのでしょうか。







コスプレウィッグが社会権を得たり

エクステが浸透してきたり

ポイントウィッグがオシャレのアイテムになったり


以前に比べれば
かなり身近になったとはいえ



フルウィッグを使う人は
やっぱり結構ヘビィな状態であったり

すごーく悩んでいる人だったり
することが多く




どこか

「開けてはいけない禁断の扉」

的な



抑圧されたモノであると感じるのです。




しかしニンゲンの性として

抑圧されたものは

反動が出やすいという




たとえば

絶対に笑っちゃいけないお葬式の最中に

どうにも笑いが止まらなくなったり



権威ある人が

ちょっとけつまづいただけで

やたらおかしかったり




ヅラの中にも

そんな部分を感じるのです。



だから
好奇心の塊の私としては

禁断のヅラというものに
こんなに深く付き合うことが出来るのは
ちょっとワクワクする部分でもあるんですが





話は変わって

この病気が発覚して

母にどう告げるか、ちょっと悩みました。



母はとても愛情深い人であり

この実情を知れば

かなり動揺するであろう。


心配しすぎて母が体調を崩すかもしれないし
取り乱すかもしれないし
山のような健康食品を毎日届けるかもしれないし


もしかしたら

お百度参りはじめたり
どこかの宗教に財産ささげちゃったり
変な壺買ったり


とにかく深い深い愛情ゆえに

どんなコトになるか分からないという
心配がありました。



まあでも杞憂だったみたいで

きちんと母も現実を受け入れてくれて

電話口で声を詰まらせながら

「絶対、治そうね。治るよ。」
そう励ましてくれました。




抗癌剤の副作用で

これから脱毛が起きることを
あらかじめ母に告げたときも

とてもとても悲しんでくれました。 




実際に脱毛が始まり

亡者なう

なスメアゴルに変化した頃



母から電話で
とても言いにくそうに

「・・ウィッグって・・用意したの?」

と聞かれました。




「買ったよ。
 もう着けてる。」



「・・そう・・
 やっぱり、使うことになるんだ・・・。」
沈んだ、母の声。


お母さん、心配かけて、本当にごめんね。





「ウィッグって、使い心地はどうなの?」

「ああ、思ったよりイイよ。」



「そうなんだ・・良かった。

 それで・・

 ウィッグって・・・








 風で飛んだりしないの?  ・・クッ









お母さん?



今、

「クッ」


って



確かに







笑いましたね???








「ちょっとやそっとじゃ、飛ばんし!」


「・・ああ、良かったわ。」






怪しむ私をよそに

元の声のトーンに戻って電話を切った母でしたが






禁断パワーは愛をも超える。




恐るべし。










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Graceのブロマガ

犬に興味のある方や、しつけインストラクター向けのディープな話題。ブログでは語りきれないGrace的思考のアレコレ。興味のある方はぜひ。(有料記事)

プロフィール

Grace

Author:Grace
ドッグトレーニングインストラクターにして、只今闘病中。乳がんステージⅢbからのサバイバルを目指しつつ、日々想ふことあれこれふわりふわり。

2014/2
7cm大腫瘍発覚
リンパ節転移
ステージⅢb

2014/3 
CVポート埋め込み
抗がん剤開始
FEC×4クール

2014/6 
ハーセプチン+ドセタキセル×4クール

2014/9/29
切除手術(右全摘)
腋窩リンパ節郭清

2014/11/4
ハーセプチン×14クール

2014/12/18
ホルモン治療タスオミン開始
(5年間予定)

2015/1/21
放射線治療25回 50Gy

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