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犬のしつけインストラクター乳がんステージⅢbからのサバイバル挑戦

ささやかなお願い

毎朝、PCの前に座って
夜の間に来たメールなどをチェックするんやけど

いつも椅子の背もたれを「コツコツ」とノックされます。


振り向くと、朝ゴハンを食べ終わったれっちゃんが、
アーモンド型の可愛い目をして立っていて

「あのですね、抱きしめてもらえませんか?」

と少し遠慮がちにお願いしてる。



「抱きしめてほしいねん」
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「お願い」
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「お願い」
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PCを閉じて椅子から立ち上がり
れっちゃんを優しく抱きしめて
そっと撫でたり オデコにチュッチュしたりしてるうちに

ほんの数分でれっちゃんはウトウトと眠り始めます。


お腹がいっぱいになって気持ちよくまどろむ頃
”愛”を感じながら眠りにつきたいらしい。


「ごめん!忙しいから!」と断った時には
それ以上無理にお願いもしてこないけど

それはそれはガッカリして
ガックリとうなだれて背中を丸めて
トボトボと離れた所へ行って小さく丸まってポツンと寝ています。


ごめんごめん。
ニンゲンって、忙しすぎるよね。

キミたちのお願いときたら

「撫でてよ」
「側にいて」
「お散歩、行こう」
「お腹減ったよ」
「遊ぼうよ」


ほんのささやかなものなのに

ニンゲンみたいに
○○へ行きたいー
アレもコレも欲しいー
コレがしたいー

なんてたくさんのことなんて欲しがらないのに


そんなわずかでなお願いすら、
「忙しい」の一言で振り払ってしまう。

それなのに、ある時は
「3秒以内にお座りして!」とか
「すぐに来て!」とか
「ハウスに入って!今すぐに!」とか
ギュウギュウこっちの都合を押し付けたりして


そやけど「なんだよそれー」て思っても
許してくれる度量の大きいココロを持ってたりして


ありがとう。
ワタシたちニンゲンは

そんなキミたちに、いっぱい救われています。
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もうちょっと”キミたち時間”で暮らすことができたら

季節の風の匂いとか
空の青さとか

豊かで美しい世界に生きていることを
忘れずに過ごせるのかもしれないね。



お腹の上から動かないブッチさん。(体重10㎏)
どかせない、動けない。
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半強制的”キミたち時間”






ありがたい練習

ありがたい。ありがたすぎる。
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補佐役作。


「犬嫌いは犬好きが作っている」
なんて言われるくらい

大切なワンコを連れて歩く時のマナー。

ワンコには、人間の価値観なんて分からへんもんね。
花壇のお花も道端の雑草も、ワンコにとっては草は草。
そのへんの立ってるもんも他人の門扉も、ワンコにとっては
ついオシッコしたくなる物体。

彼らにとって、そんな難しい判別を、
ワンコ任せにしちゃいけないね。

だからこそ大切な「飼い主さん」のマナーの意識。


Dog is mirror(犬は飼い主の鏡)
て言葉があるけど

これは単に「犬は飼い主に似る」という外見的なもんじゃなくて

「犬の姿(行動)は飼い主次第」という意味でもあるのかな、と思う。

何をOKにして、何をNG(回避)とするか?
その判断は、人間である飼い主の判断にゆだねられる。
その判断にこそ、飼い主の意識の高さ、低さが反映される。


放置糞はもうなんて言ったらいいやら
論外中の論外やけど
問題はオシッコよなあ。
そら、家のペットシーツにしか絶対させない、という考え方もあるけれど。
個人的には、外でも排泄コントロールが出来れば良いと思う。

他人の家の塀にオシッコさせる。
他人の玄関前の電柱にオシッコさせる。
他人の庭の植え込みにオシッコさせる。
他人の敷地内にわざわざ入らせてオシッコさせる。
アカンよね。もちろん。

ウチの自宅の玄関すぐの塀にも、みんなオシッコすんねん。
(そして流さない)
夏場なんか、玄関開けたらアンモニア臭よ。
ワンコに罪はない。
けど、飼い主さんに「おいおい!」て思う。

たとえ流したとしても・・
オシッコ、流せばいいってもんじゃないよね?
流す配慮があるなら、”させない”配慮も頑張って欲しい。ぜひ。


挨拶もなくスルスル~っと自分の犬を近づける
通行人のニオイを犬のするままに嗅がせる
ワンコOKのペットショップで、商品をくわえさせる(ヨダレをつける)
etc etc..

我が子可愛さでつい忘れてしまうこと、
そら、いっぱいあるやろうけど(私でもあるしな)

やっぱり「他人が迷惑に感じるであろうことを予測する」ココロや
「マナー、モラル」を考えてみるってことが必ず必要で

どんなオビディエンス(服従訓練)に合格したワンコでも
飼い主次第で簡単に「マナーの悪い犬」になってしまう。

逆に、お座りが3秒以内に出来ないワンコでも、
飼い主の意識が高ければ「しつけの良い犬」になる。

しつけは犬にだけするもんじゃないんやね。
飼い主さんも同時進行で考えなアカンのね。


ワンコやもん、つい失敗してしまう時もあるけどさ
出来るだけ失敗しない(させない)心・技・体。


そんなものを伝えたくて補佐役が作った
ありがたーいコレ。はい、もう一度どうぞ。
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突っつかない、倒さない、くわえない、オシッコさせない。
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「やめとこうね」と言える(判断できる)飼い主さん、
「わかった」と言えるワンコ。


町中にそんな飼い主さんとワンコが増えたら、
犬嫌いはきっと減らせるはず。だよね。






危険なミッフィーちゃん

夜のれっちゃん。
寝る時にはケージに入るんですが、

冬は寒いので、フカフカ毛布でくるんでもらいます。


ミッフィーちゃんの。



まあ、可愛い♪
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もう何年も愛用してて、毎年寒くなると出てくる毛布。

れっちゃん的にこの毛布は
ものすごーーーーーく大切な財産で

彼がくるまっている状態でミッフィーちゃんに触れるのは
多分世界中でほんの数人かと。

いやほんま。

やめといた方がいいから。
悪いことは言わんから。
えらいことになるで。
(誰も触らんわ)


ワタシがするのなら
毛布を掛け直そうが
一緒にもぐりこんで添い寝しようが
剥ぎ取ろうが(そんなことやったことないけど)
別に全く怒らないんやけど

むしろつぶらな瞳で見上げるだけなんやけど

誰にでもできる訳ではない。


厳密に誰ならOKで
誰がNGなのか

興味はあるんやけど
NGだった場合にはほぼ確実に血を見ることになると思うので

危険すぎて検証不可能。


かといって
誰でもミッフィーちゃんを触れるようにしなければならないとか
そんなコトは露ほども思わないし
単にそんな状況を回避さえすれば良い話やし
別に何も困らないし
それが他の守り行動に派生するわけでもないし

それをトレーニングで直すなんてことも
「アホらし」の域なので

彼とミッフィーちゃんの関係性は
そのまま尊重することとしてますが


彼のようにハッキリ意思表示をする犬には
本当に色々なことを教えられるわ。

お陰で、他のワンコたちだって

れっちゃんほどハッキリ「ヤダ!!」と言わないまでも
小さく嫌がってるとか
我慢してるとか

すごくよく見えるようになってくる。

もしもれっちゃんが我慢強い犬で
ワタシのすることを大目に見てくれるタイプだったら

もしかしたら、犬たちの「イヤだ」に
もっと鈍感だったかもしれないなあ。



「アナタだから、許してあげる」
犬ってそういう生き物。

誰がそれをするのか?
犬にとって、それは一大事。

飼い主がすることを許すからって、
他人の誰にでも許す訳じゃない。

相手によって使い分ける。
明確に対象を区別する。
それが犬。


れっちゃんと暮らしてて、
そんなもんだ~と思ってるから

彼が他人がミッフィーちゃんを触ることを許さなくても

ちっとも問題行動だとも思わなくて

むしろ自分が、世界でたった数人の
「彼に選ばれた存在」であることを
ふふっ、と思ってしまったりする。


ちなみにダンナはれっちゃんがくるまった状態でのミッフィーちゃんを
触ったことがない。
なのでれっちゃんがどんな反応をするのかは未知数なんやけど
多分大丈夫やろうと思う。

けどダンナは

触る必要もないし
触ってみようとも思わない、だそうだ。

気持ちよく寝てるんだからさ。邪魔する意味が分からないよ。だって。




朝、れっちゃん起床後のベッド。
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寝相、わるっ




今日もネイチャーウオークへ行ってきました

三寒四温・・の温の日!
やっぱりみんなの心がけがイイんだわ。ほほ。

日曜開催のネイチャーウオークへ行ってきました。


ワンコの気になるポイントはほぼ同じ。
仲間のやること、ちゃんと見てるんだよねえ。
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ネイチャーウオークでは、道草大歓迎!
むしろ周りにワンコや人がいる状態で道草が出来るってことは、
余裕の証なのさ。


だけどベビーカーのハイカーとすれ違う時は、
ちゃんとマナーも忘れない。
「こんにちはー♪」の挨拶が嬉しい。
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リードを縮めて、相手と反対側にワンコを歩かせる。
優しい配慮ってやつね。スバラシイ!

どんなに大人しく歩いていても、
人とスレスレを歩くのはマナー違反。とウチの教室では考えます。



キモチ良い山道。(Yちゃんの尻尾が喜びを語る(笑))
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山道を歩くだけでも、それぞれのワンコの個性が見えてくる。

斥候のお仕事をするコ、
胸を張って前を見て歩くコ、
藪の中が気になるコ、
野生のにほひに胸躍るコ。

同じ景色の中を歩いても、
ワンコの考えてること、それぞれなんやね。
「個性」をひしひしと感じる瞬間。
そのどれもが、キラキラ。
あんまりその輝きがステキで、なんか泣けてくる。
「同じ時間を生きてくれてありがとう」って感謝したくなる。



MIXのKちゃん。すっかり落ち着いたなあ。
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今やもう、ラブラブですからー。


EセッターのYちゃん。(ブログ:Because of U。
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中型犬のはずなのに、お膝に抱っこされると小型犬に見える不思議。
きりっと真面目なお顔ー



北海道犬のMちゃん。
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実は水好きが判明。ドロドロの足も、帰る頃にはピッカピカ。
ワンコの被毛、すごー!


すっかりGK9ネイチャーウオークの恒例となった
「飼い主さんが突然倒れるとワンコはどうするか検証」
やっぱり面白い!

今回どのワンコも、「うそっ!?何が起きたん!?」て
一瞬フリーズして考える。

その後、サササっと駆けつけるけど、
動揺が隠せなくて、カーミング(ドキドキ行動)で
周りのニオイを嗅ぎ始める。

近くにいる人にアイコンタクトして助けを求める。

飼い主さんが復活すると、
とたんに安堵して尻尾を振って甘える。

あーすごい。あーすごい。

犬って困るとちゃんと周りに助けを求めるんだ。
「どうしよう?」て目線で訴えたり
「おかーちゃんを助けて下さい」て頼みにきたり

この”人を頼る”という本能が
犬と人とが何万年もかけて培ってきた絆なんやろう。

そして何度かのネイチャーウオークで
検証する場所とメンバーによって
ワンコたちの行動傾向が変わるのが面白い。
これ、何か法則があるのかな??

この「飼い主さんが○○するとワンコはどうするか検証」
他にも色んなネタでやってようっと。


今回はワタシも倒れてみたけど、
れっちゃんちゃんと来てくれました。
そして補佐役に「起こしてやれ!」と目線で訴えてました。


ちなみに今回補佐役が倒れてみたら

「れっちゃーん 助けてー」てご指名やのに

れっちゃん、

ダンナの横で冷たく眺めてました。

(代わりにKちゃんが駆け寄ってくれました・・
 良かったねえ、誰か来てくれて(笑))




ワンコと一緒に山を歩く。山で遊ぶ。
なんて幸せで贅沢な時間!
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みんな、また行こうね~






ネイチャーウオーク行ってきました

昨日までは雪がチラつくお天気でしたが
今日は暖かくていいお天気!
(やっぱ心がけがええんやな)

まさにネイチャーウオーク日和。


ワンコたち、張り切ってスタート。
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ワンコたち、最初は興奮してつい速足になるけど
そこは抑えて、抑えて。
「ゆっくり歩こ♪」を教えます。

セカセカしてると、冷静な思考が働かないのは人も犬も同じ。



いよいよ山道突入。
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小川を渡ったり倒木を飛び越えたりくぐったり。天然のアジリティ。
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起伏のある道を歩くと、自然と言葉が出るやんな。

「ちょっと待って!」
「先に行って」
「引っ張らないでよお」

それはもう号令やなくて、会話よね。

しかも、”ホンキ”の会話。
だから、伝わる。

オヤツを使わなくても、どんどん飼い主さんとワンコのイキが合って、
お互いに歩きやすくなってくる。

ホンマのコミュニケーションって、
感情が伴ってるんやんな。

ロボットみたいな「イイコダネ」や
口にオヤツを放り込むのは
ホンマのコミュニケーションとは言えない。



目的地へ到着!
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本日もメチャクチャ面白い検証タイム。

その1:おなじみ、離れた所で飼い主が倒れたらワンコはどうするか。

これはもう、そのワンコの性格や行動特性が出てて(出すぎてて)
抱腹絶倒。

ひたむきな愛情を傾けるゴールデンのDちゃんは、
倒れたお父ちゃんに間髪入れずに駆けつけて
「無事でよかった!よかった!!」と
全身で喜びを表現して

だけどお母ちゃんのことも気になって
常に二人の間を行ったり来たりの気の配りよう。


MIXのSちゃんとれっちゃんは
「・・・。(行こうか、やめようか)」
と倒れたお母ちゃんと補佐役をしばし観察。

群れから離れた場所で倒れた人の所へ駆けつけるのは、
ちょいと勇気がいるらしい・・

誰かが「一緒に行ってあげるよ」と言えば
ダッシュで行くんやけど。

そやけど駆け寄って
一瞬で「なんだ無事じゃーん」と見抜くと
もうすぐに離れるからな。
一見薄情に見えるけど、MIX族の生きる知恵なんやろう。

え、アタシ?
笑いすぎて倒れるの忘れたー。


検証その2:飼い主が徘徊したら、ワンコはどうするか。

何も言わず、リードも持たず(もちろんロングリードはつけてる)
フラ~っと歩いて無言で立ち止まる。

ワンコがやってきたら、お座りで3粒フードをもらう。

そしてまた次のポイントへフラ~っと歩き、立ち止まる。
これを3か所でやってみよう。


・・オモロイ。
どのワンコも、横目でチラチラ見ながら、
でもわざわざ傍まではいかない。

そうやんな。
これが本来の距離感やんな。


だけど、茂みで姿が見えなくなると、
とたんに探しに行き、また姿が見える範囲でブラブラする。

ブラブラの範囲、飼い主中心に約10m。

そうなのよ。
このコたちが窮屈に感じずに側でブラブラできるには、
10mの距離が適当だってこと。

そりゃあ、普通のリードじゃ短すぎるわな。
「引っ張り」って問題も出てくるわな。


もちろん町中じゃこんな長いリードなんて
危なくて使ってはならないし

広範囲をブラブラさせて散歩するなんて
マナー違反やから

「側にいてね」ってワンコに教えてあげないとアカンのね。
「側にいてくれてありがとう」って伝えないとアカンのね。




なんて幸せそうな笑顔。家族やなあ。
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Dちゃん、穏やかな表情やね。
不思議・・頼りがいがある(ように見えるよ(笑))
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このツンデレがたまらーん!Sちゃん。
必ず立派なネイチャーウオーク・Dogになるでー
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補佐役&れっちゃん。「どーしてそうなるのっ!?」持ってるコンビ。
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スタートでは互いにウホウホ言ってた♂ワンコ×3頭。
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帰りにはすっかり一つの群れが出来上がり、
仲良し3色ダンゴになってました。



Sちゃん&Dちゃんのチュー
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何度行っても、その都度新しい発見があるネイチャーウオーク。

今シーズンは、
2月26日、3月15日、4月2日のあと3回で閉幕です。





アイツの居場所

ここんとこ、ウチの教室で流行ってる辛辛魚。
(教室で流行ってるって・・私と補佐役がハマってるだけ)


先日どーんと届いた辛辛魚。
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2ケース、24個。


それを、教室に持ってった。


えっちらおっちら、階段を運んでたら、
補佐役が駆けつけてくれて



「わー辛辛魚!持ちます、持ちますー!」
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で、この笑顔。

コレ、福利厚生費で計上できるんちゃうやろか。

いや、ちゃんと1個ずつ代金もらうけどな。



どうやら私も、かなり嬉しそうに運んでいたらしい。

補佐役に
「嬉しそうなせんせーの顔、久しぶりに見ましたー!
て言われた。

え、そうなん。アタシそんなにいつも嬉しそうやないんや。
おかしいなー



二人で置き場所に悩んで、

普段食べるのは2階やけど
レストルームには収納場所がない。

こんなん ドン と置いといたら、
絶対ワンコたちに齧られるかオシッコかけられる。


やっぱ、1階の倉庫よねぇ。
でも、入るかなー



なんと、ピッタリ!
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Rのおとーちゃん、辛辛魚のことを予知していたのか。


午後からのレッスンで、
私と補佐役が汗をかきながら登場したら

「あ、辛辛魚食べたのね」

と思ってやって下さい。






自分で作った約束なら

昨日の記事

ルールは自分で作ってもええんちゃう?な話の続き。



昔介護職やってた頃(人間の介護)
一人暮らしのおばあちゃんのお宅へ訪問してたことがあって

おばあちゃんはマルチーズを1頭飼ってて

いつも食事の時には、
横におるそのマルチーズに自分のご飯を分けていた。

マルチーズ用のちっちゃいお皿をちゃぶ台に置いて
一箸ずつ、
自分、マルチーズ、自分、自分、マルチーズ、みたいに。


「この子がおるから、ご飯食べる気になれるんよ」

っておばあちゃん言ってた。
(でも、ちゃんと薄味のもん、玉ねぎ以外、みたいに選んでた)

「時々来る息子は、やらん方がいい、って言うんやけどねえ。
 でもこの子はもらえると思ってるから。」



犬の勉強を始めて、
犬より先に人がご飯を食べる
机から犬に食べ物をやらない

ナドナド見聞きする度に、
いつもあのおばあちゃんとマルチーズが浮かんでくるねん。


ひとりぼっちのご飯は美味しくない。

でも、側に愛犬がいてくれるから、
そのコが美味しそうに食べてくれるから、
やっと作る気になれる。
一緒なら、食べる気になれる。


犬のしつけを勉強した今の私は

それはしつけ上ヨロシクない

って言うのだろうか。


人にとって、食べること=生きること ならば、
そのマルチーズはおばあちゃんのイノチを支えてる。

そんな次元で繋がった一人と一頭の間に
○○は○○しましょう、なんてマニュアルの入りこめる隙間はない。

口を挟めるわけがない。


まあそやけど、そのおばあちゃんとワンコみたいに
平穏に過ごせる飼い主さんとワンコばかりでもなく。

可愛いから食卓からご飯をあげた。
すると「もっとくれー!くれー!くれー!!」と要求吠えが止まらない。

「くれないとこうだぞ!」と
飼い主さんの足に齧りつく。

必死で我慢するワンコ、だけどテーブルの上に顎をおいて
机の上はヨダレでベタベタ。

分けてもらうのを待ってる間、
机の端を噛んで机はギザギザ。

そんな問題を相談されれば、やっぱり
「ルールはそれぞれ」とも言ってられないわな。


テーブルからワンコにあげるならそれもよし。

だけど、一旦あげる約束を作ったならば、
何があっても必ずその約束は守ってほしい。

今日はあげない、とか
お客さんが来てるから、とか
気分次第、とか

一方的な都合で約束を破らないであげて欲しいな。
ワンコは信じてるんだもの。その約束。

それが守れないなら、はなっから変な期待を持たせないのが優しさやろう。
思わせぶりなコトをしといて、後から叱ったり愚痴ったり。
それが一番残酷なこと。
あー、私でもダンナがそんなんやったら、咬み付くわ。



「犬と一緒に寝ても良いんでしょうか?」も
良く聞かれる質問。

えーやんか。
一緒に寝たいのなら、抱きしめて寝てあげたらええと思う。

そやけどな、
その約束、一生守ってあげてな。

突然ドッグホテルに預けて一人ぼっちで寝かせたり
赤ちゃんできたとか気が変わったと言って追い出すのは契約違反やで。

そのワンコが歳を取って
ヨダレや糞尿をオモラシするようになっても
どんなに臭くて汚れた状態になっても

そんな辛い状態になってから
暖かいベットを追い出さんといたってな。



自分で作った約束の責任は自分にある。

一途で純粋で、
人の作った約束を疑うことなく信じるワンコにとって
人間の「だって○○やから」の気まぐれや言い訳は
理解不能やろう。
(おおらかなワンコの中には気にしないコもおるやろうけど)

その「なんで?なんで??」を問題行動と言われたら
そらワンコも辛いよなあ。


するなら続ける。
やらないならやらない。
「色々」になるなら、日ごろから色々に慣らしておく。
コロコロ変わる方針変更が、ワンコには一番辛い。


「強くなる」って、
犬を強く叱りましょう、という意味ではない。
威張りましょう、という意味でもない。

「自分に対して強くなりましょう」ってことよ。


「優しい」って、
自分がやりたいままに、
気まぐれに与えることじゃないね。

「一旦決めた約束を、ずっと守り続ける強さ」なんよ。


おばあちゃんは、優しくて、強かった。

今から、もう20年近く前のこと。
今頃、お空で一緒にご飯食べてるのかな。(お空て決めつけてるー)






いてくれるだけでまず100点

れっちゃん、今年14歳になります。
中型犬だと、人でいえば80歳超したくらいかしら?

まだまだお散歩大好きやし、
相変わらずおしゃべりやし、
14歳にしたらめっちゃ元気な方やと思いますが、

それでも

日中はほとんど寝ているようになりました。

耳も遠くなってきたみたい。

フードも食べられる量が減ってきて、
今までと同じ量を一気に食べると吐いてしまうので、
一日3回に小分けしてあげるようにしています。


鳥居の前でゴハンを食べる犬。ありがたや。
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胸やお腹にでっかい脂肪腫がいっぱい出来てきたし

しばしばヨタったり転んだりするし

目は白くなってきてるし

こらえがなくなってきて
「待つこと」が苦手になってきたし

頑固になってきたし

何ともステキなジジイになってきました。


昔はさ~

落ち着いてほしい!
お利口になってほしい!
言うこときいてくれるようになってほしい!

引っ張らないでほしい!
食いしん坊をなおしたい!
アレもコレもできるようになってほしい!

たくさん彼にオーダーしてたよなあ。うん。


人も歳を取ると子供に還っていく、と言われるけど
今の彼も還りつつあるなあ、と感じることが増えてきた。

でも、私はもう彼にオーダーしない。


落ち着きがない?
元気で動ける証拠!

多少引っ張る?
足腰まだ丈夫やん!

食いしん坊?
食べる意欲があるのはいいことだ!



ぶぇ~っくしょぃ
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今やもう、くしゃみすらかわいい。



「しつけ上、○○しても良いのでしょうか?」
「しつけでは、○○してはいけないと聞いたのですが・・」

よくそんな相談や質問を受けるんやけど、

基本は、犬も人も、どっちも困らなければええんやと思う。


お互いに困らないためのルール作りがしつけなんやからさ、
しつけでお互いが困惑するなら本末転倒やろう。
まして辛くなるようなら、大論外。


ルールなんて、しょせん他人の書いた本や情報・・
しつけを頑張りすぎて、他人の考え一色にならなくてもええんちゃうかな。

そんなん、お別れの時に後悔せえへん?
「ああ、もっと○○してあげればよかった」と。


いつか必ず来る、お別れの時に
後悔しないでいられる選択。

それが全てなんちゃうかな。

まあ、何をどうしたって、絶対に何かの後悔はしてしまうと思うけど。



今まで、いっぱいれっちゃんと遊んだ。

いっぱい遊びに行った。

いっぱいケンカして、仲直りして、

トレーニングして、抱き合って喜んで、

やりたいことをやりつくしてきた。


もちろんまだまだ一緒にやりたいことはあるけどな

そりゃ、もうちょっと○○やったらねぇ・・と思うこともあるけどな


そやけど今この瞬間は、

どんなに子供帰りしてるキミだって
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そばにいてくれるだけで100点満点。




犬を楽しもう

れっちゃん、鼻がハゲちゃいました。
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ありゃー


ワンコと暮らしてはる方は想像つくかと思いますが

ええ、ホネ(軟骨)を埋めようとしてたですよ。せっせと。

ソファーのクッションに隠したり
敷物の下に隠したり
部屋の隅っこに置いてみたり

それはそれは真剣に作業してました。
ふ、かわゆい。


私はそんな彼を見てて
面白くて幸せな気分になるんやけど
犬らしくて可愛いなあなんて思うんやけど

時折しつけの相談でそーゆーのに困ってる、て
いう方も来られたりして

部屋が汚れるしなんか嫌やし
しつけでやめさせることはできませんか?
とか

散歩中に電柱のニオイを嗅ぐのが
汚いしキモチ悪いからやめさせたい、とか

草むらに入ると汚れるから
しつけでやめさせたいとか

よく話を聞くと、特に行き過ぎな状態でもなく
犬として本当に普通なレベルで

だけどイヤなんだ、どうしても許せない、と。


まあ感覚は人それぞれやから仕方ないんやけど

「しつけ」って言葉が独り歩きしちゃってるなーと
感じることもある。

しつけって、万能じゃないんだよなー。

犬が犬であることを、やめさせるためのもんじゃないんよな。

まして、自分の不快感を取り除くためだけのもんでもない。
何でも言うことを聞かせて、自分がキモチよくなるためのもんでもない。

子供のしつけに置き換えて考えると、分かると思うけど。


私たちの仕事は、そんな認識の食い違いを
仲介したり調整したりしなきゃいけないことも多くて

だからこそ「しつけって、なに??」な問いの答えを
常日頃から自分の中に育ててなきゃいけなくて

その答え自体も、個々のインストラクターやトレーナーそれぞれやろうし
唯一の正解なんて多分絶対ない。


ただ、やっぱりしつけは
「互いのためのもの」であって欲しいなあ、と思う。
一方的に押し付けるものは、「支配」という。


もちろん、「互いのため」にやめさせた方が良い
(もしくはやめさせなきゃいけない)
こともあるし

そこはまた、それぞれのインストラクターやトレーナーの考え方によって
違ってくるだろうし

まあー難しいところなんやけどね。


少なくとも私は

犬が犬であることを無視した
自分感覚での 犬”で”楽しむよりも

違う種族であるその違いを受け止めて
犬”を”楽しもうよ、と

理解すればその「不可解」がきっと
「発見」や「面白さ」になってくるし

敢えて犬と暮らす意味、を
犬の神さまは何倍ものギフトにして返してくれる。


私の好きな言葉
「人は、もう一度自然に出会うために犬を飼うのだ」


月が満ちて欠ける
雲が空を流れる
春に花が咲く
犬が宝物を隠す
犬がニオイを嗅ぐ

それでいい。それがいい。



約束、作って&守ってますか?

毎月1回
れっちゃんのフード小分けイベントが発生します。

ソレは何かってーと

秤でれっちゃんの一日分のフードのグラムを計って
それをジッ○ロックに小分けしとくんですね。

そうするとあげすぎることもなく、
微妙な食欲のチェックにもなり

体重管理、体調管理に役立つ、と。


で、月に1回、30日分小分けするという作業となるんですが
ウチは2種類のフードをブレンドして与えているので

2種類のフードをスクープですくって混ぜる→小袋に詰める

という辛気臭い細かい作業になります。


周りにはフードの匂いが充満するし
当然フードがポロポロこぼれたりもするけど

いつもエライなーと思うのは

れっちゃん、遠くでゴロンとしてボンヤリ見てるだけ。
頭を突っ込んだり突撃したりせえへん。(めっちゃ食いしん坊やのに)
なんなら、うたた寝しとる。

もちろん、「フセ」とか「マテ」を言ったわけでもなく。
20170211092832368.jpg
ぽよーん


何でこんなことが出来るようになったかというと

彼と「ただひとつの約束」を作り、
それを守って過ごしてきたから。


約束)床に落ちたフードれっちゃんのもの


この約束はお互いに絶対守る。
れっちゃんは「床に落ちてないフードは食べない」が約束だし
私は「床に落ちたフードは必ず快く食べさせる」が約束。

すると彼は最初、すぐ側でフードが落ちるのをじっと待ってたなあ。
隣で「落とせ~」と念じてるのが伝わってきた。

そやけど小分け作業が30分くらいになると
彼はちょっと念じるのにも疲れてきて

私がフードをこぼしたのを見落としたりする。


でも、約束。

私は「フード落としたで~」と彼に申告する。
指さして転がった先のフードを教える。

それが重なると、彼の心理に変化が現れる。

「ボーっとしてても教えてもらえる」


なんなら、転がったフードを私が拾い上げて、
れっちゃんの元へわざわざデリバリーすることもあったり。
よそ見してたれっちゃんをちょいちょいとつついて、
「あんなあ~、さっきこれ、落としてん」て。

どんどん彼は、ピッタリ横にくっついて作業を見張る、という行動が
減っていった。

離れた場所でボケーっとしたり、ウトウトしたりしながら、
たまに落ちるフードを届けてもらうのを待つようになった。

それは明らかに、「離れて待っていれば良いことがある」という
ギラギラしたものではなく、

「心配ない。頑張る必要はない。任せよう」という安心感の姿。

同じ”離れて待つ”でも、心理は違うもんなんやなあ。



もしも私が、彼との約束を守らなかったら?
フードが落ちた時、彼が見てないから、とサッと隠したら?
いやいや、見てないけど聞こえてるかもよ~?
「ん?なんかおかしい?」からの「やっぱり!信用できへん!」へ変わるのは
ほんの数回だますだけでいい。

何なら鼻先でサッと拾い上げる。
犬は「早いもん勝ち」を学習する。

そうなった犬たちは、やっぱり実力行使で勝ち取ろうとするやろう。
信頼して委ねると、損をする?
そんなアホなことがあってよい訳がない。


でも、やってないやろか。

「犬は気が付いてないから」
とか
「フードやオモチャでごまかしてるうちに隠す、取り上げる」とか。

え、人間相手にそんなコトしたら、めっちゃ嫌なヤツやん。

犬の観察力・洞察力をナメてはいけない。
相手のこざかしい動きなど、すぐに読み取る。
元々そんな丁々発止や駆け引きが得意なのが犬なんやから。


しつけって、犬にルールを守らせること
と思われることが多いみたいやけど

相手に約束を求めるなら、こっちも約束守ろうよ。
(いや、こっちがまず守る、が先か)

いつもレッスンで言ってることやけど

人が犬の隙をつくことを続けていると
隙を見せない犬になる。

騙してばかりいると、騙されない犬になる。



約束、って、安心 やで。
安心、って、信頼 やで。


ああ、私がこの仕事で一番世の中に伝えたいのは
単にトレーニングや調教で
人の思うままに犬を動かす方法やなくて

犬と言う生き物に向き合う時の姿勢、なんやわ。



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Graceのブロマガ

犬に興味のある方や、しつけインストラクター向けのディープな話題。ブログでは語りきれないGrace的思考のアレコレ。興味のある方はぜひ。(有料記事)

プロフィール

Grace

Author:Grace
ドッグトレーニングインストラクターにして、只今闘病中。乳がんステージⅢbからのサバイバルを目指しつつ、日々想ふことあれこれふわりふわり。

2014/2
7cm大腫瘍発覚
リンパ節転移
ステージⅢb

2014/3 
CVポート埋め込み
抗がん剤開始
FEC×4クール

2014/6 
ハーセプチン+ドセタキセル×4クール

2014/9/29
切除手術(右全摘)
腋窩リンパ節郭清

2014/11/4
ハーセプチン×14クール

2014/12/18
ホルモン治療タスオミン開始
(5年間予定)

2015/1/21
放射線治療25回 50Gy

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